冴えない彼女の育てかたFine  ガチ感想・ガチ考察

冴えカノ劇場版感想&考察記事だよ。劇場版はもちろんアニメ一期二期、原作全巻読んだ上でがっつりネタバレしてくので観てない人もしくはネタバレ無理な人は推奨しないよ。ついでに『さくら荘のペットな彼女』って作品もガッツリネタバレしているので注意で。

  

今更だけど冴えカノの魅力って何なんだろうか。萌え描写、クリエイター論、メタネタ、キャラの魅力などなど… まあ当然人によって違うと思うけど、今回劇場版観て思ったのはやっぱり「恋愛モノ」として完成度がかなり高かったのではないかと。なのでこの感想・考察も恋愛的な観点に絞って進めていくよ。

 

1.前提、君らいつから付き合ってたの?

 

そもそも付き合うって何?どこからが付き合うなの?まずそこからが分からないのでとりあえず調べた。

 

 常識的によくあるやつで、検索しても一番出てきたのは、やっぱり告白をしてお互いの気持ちを確認した後から。てかオタクだからこれ以外知らなかった。あと「周りが察し始めてから」という客観的視点によるものもあった。調べて分かったのは付き合うって事象は一応告白なしでも成立するっぽい。

 

 じゃあ改めて劇中作のゲームとのリンクや調べて分かった「周りが察し始めてから」って観点で考えると、あのスカイプイチャイチャからの名前呼び。この時点から二人は精神的には付き合ってたと考えることができる。特に名前呼びって行為は周りに分かる形のものだから、恵は少なくともこの時点から確実に周りを牽制していた。そして察しがいい出海は、名前呼びがただの名前呼びではないことに気付いていた。ちなみに詩羽先輩は焼肉屋のシーンから黄色信号に気付いていたし、病院で倫也と恵の電話を盗み聞きしてるシーンでは赤信号にも気付いていた。でもエリリだけは鈍感で最後まで気付かなかった訳だが…

 

 2.ヒロインになるための最後の1ピース

 

前の項目で二人は告白を抜かして既に付き合っているという状態になってしまったって話をしたけど、そもそもなんでこんな訳の分からないことになってしまったのか。それは二人がゲームのシナリオを免罪符にしたから。二人のきっかけから、想いを募らせてイチャイチャするためのすべての免罪符だったゲーム作り。ところがいざ二人が精神的に付き合い始めたら今度はゲームのシナリオという免罪符が邪魔になってしまった。じゃあ二人がゲームのシナリオを乗り越えて精神的にだけではなく名実ともに付き合うにはどうすればいいか。答えは簡単でゲームのシナリオから解脱することだった。

 

 恵はそれを望んでいなかったけど、美智留が言っていたように「運命」「年月」「縁」がない恵がヒロインになるにはそれに代わる「ドラマ」が必要だった。だから「転」、つまり「ドラマ」によって二人を一旦精神的に別れさせることによりゲームのシナリオから解脱した。で、これを踏まえて二人はやり直しを行い、ゲームを抜きにしてようやくお互いに向き合えた。この「ドラマ」こそが二人をより強く結びつけるため、ヒロインになるための最後のピースだった。

 

3.恵はなぜ怒ったのか

 

倫也がフィールズ・クロニクルサイドに行ってしまうことで起きた今回の「転」。実は原作だと倫也側がもっと俺が行かなきゃみたいな感じではあったんだけど、劇場版だと詩羽先輩とエリリもそれを望んでいたっぽく描かれていた。これによってサークルメンバーはオタクの理性で納得せざるをえなかった。けど一人だけ非オタ、そして「女」としての感情でブチ切れちゃった人が… そう、加藤恵さんね。それまであんなにイチャイチャしてた倫也がいとも簡単に詩羽先輩とエリリの方に行ってしまった。もちろん倫也からすればそっちの二人に恋愛的な感情はもう(おそらく)なく、クリエイターとして尊敬する二人をただ助けたいだけ。でも恵はオタクでもないからそんな事情は分かる訳もなく、倫也にとっての特別は未だに詩羽先輩とエリリなんだ。こんなに思いを募らせても自分は倫也の特別になれないのか。といった感じの複雑すぎる感情モンスターに変貌…

 

これは結果論だけど、倫也が好きなのは「特別じゃない」「普通の女の子」である恵だった。けど恵は自分が倫也の特別になれなかったことに悲しくなり、怒ってしまった。ここが二人のすれ違いの根本なんじゃないかと。倫也は恵に普通の女の子であることを求めた。けど恵はその倫也の理想に反する形で感情が溢れてしまった。二人の痴話喧嘩にも見えて実は、自分の在り方と好きな人の理想の矛盾っていう普遍的な恋愛の難しさのお話とも捉えられる。

 

4.なぜ恵なのか?

 

ブコメ・恋愛モノの作品なんて山ほどあるけど、なぜそのヒロインなのかって納得できる描写がされてる作品ってよくよく考えるとほとんどない気がする。なぜ何億人もいる女の子からその子を選んだかっていう視点は恋愛モノを語る上で実はかなり重要なんじゃないかと。その疑問に初めて納得いく答えを出し、一組のカップルを幸せに導いたのが冴えカノだと思った。もちろん知らないだけでそういう作品はたくさんあるのかもしれないけど。

 

逆になぜ詩羽先輩やエリリではなかったのか-これはおそらく倫也が好きになったのは二人の才能だったから。二人は崇拝の対象になってしまったから。倫也が好きだったのは霞詩子であり、柏木エリだったから。これはアニメで言えば1話の時点からそうだったのではないかと。でもエリリに関しては2期5,6話らへんで倫也の心は少しだけエリリに心が揺らいでいたってのは正直あると思う。2期5,6話らへんで小学生だった頃のような時間を過ごした倫也が初恋を思い出してしまうというのはありえなくない(そしてこの時点で恵にも嫉妬のような感情があったのは間違いない。詳しくはGS3巻参照)。少なくとも小学生の頃のエリリは崇拝の対象ではなく仲がいい幼なじみであり、同じオタクの同じ夢を志した友達であり、そして初恋の女の子だった。だけど「今」のエリリは「普通の女の子」になる可能性を諦めて、自ら倫也の崇拝の対象になることを選んだ。自ら「ドラマ」の一部になることを選んだ。だから最後の最後に「私のこと好きだった~??」って泣き笑いしながら「過去」の自分について聞いたのではないかと。

 

改めてこの一連のシーン整理してると辛くなってきたけど、唯一の救いは詩羽先輩も言っていたように倫也は間違いなく二人に恋をしていたという事実。だって柏木エリは紛れもなく澤村スペンサー英梨々だから。

 

話を戻す。なぜ恵なのか?ー 唯一の「普通の女の子」だったから。恵は「持たざる者」だったから。恵しか女の子として好きになれなかったから。恵は自分と一緒に歩んでくれるから。なんかこう書くと消去法っぽくて印象悪いけど。恵は身の丈に合った、ちょうどいい女の子だった。こう書いても印象悪いな。

 

仮に詩羽先輩やエリリを選んだらどうなっていたか。たぶんうまくいかない、カップルとして。同じクリエイターなら「持つ者、持たざる者」としての優劣がつく。どっちが上になろうとも下になった方はコンプレックスに苛まれる。一緒に歩んでいくというのは残念ながらできない。ここらへんの描写は原作にもあったし、現実でもわりとよく聞く話として納得できる部分がある。何より他作品がそれを証明した。『さくら荘のペットな彼女』って作品。さくら荘は冴えカノにかなり近い構図の作品だけど、大きく違うのは主人公の空太がヒロイン選択で「持つ者、持たざる者」の観点で言えば「持つ者」側の椎名ましろってヒロインを選んだ点。けどこの二人、うまくいかなかった。ここらへんの原因がやっぱりコンプレックスだったり、一緒に道を歩めない悔しさ、先に行ってしまう恐ろしさだったのはないかと。

 

また話が逸れた上にかなり長くなった。なぜ恵かって話だった。まあここまで読めば分かると思うけど恵には上に書いたような懸念はなく、ヒロインとして、サブディレクターとして一緒に道を歩んでくれる女の子だった。理由としてはそれで十分じゃないかと。てか恵の魅力は倫也以上に視聴者のオタクが理解してるだろうからね。

 

 てかこの現実的でチキンな選択をしてしてしまう倫也もそれこそ「なんだかなぁ~」って感じではあるが、正直オタクで童貞で最低なメンタリティに共感できてしまうし滅茶苦茶納得できる。でも現実の男って基本こんな感じだろ?倫也のアンチってかなり多い印象だけどそれって同族嫌悪みたいなものじゃないかな。やっぱキモオタって重罪だわ()

 

※ そういえば原作には詩羽先輩バージョンのエリリが「私のこと好きだった~??」って聞くシーンに当たる描写があったけど、劇場版ではまるっきしカット。詩羽先輩は2期最終話のキスで諦めがついていたと解釈するのが妥当かと。

 

5.なぜ倫也なのか?

 

今度は恵目線。なぜ倫也なのかーそれは「普通の男の子」だったから。でもここは本編でも言ってたけどぶっちゃけ本質じゃない。そもそも恵には選択の余地がなかったし。

 

じゃあ何が重要だったかというと、恵が倫也になぜ自分なのかを問うて、「合格だよ」と言う。このやり取り自体だったのではないかと。つまり二人がお互いに全く同じ理由で結ばれたという「運命」。2の項目で恵がヒロインになるために必要だったのが「ドラマ」だったって話をしたけど、「ドラマ」一つだけじゃ足りないでしょ、""メイン""ヒロインには。つまり「ドラマ」+「運命」の二つこそが加藤恵が""メイン""ヒロインになるための最後の最後の1ピースだった。

 

まあ恵からすれば、お互いがお互いに何を望んでいるのかはっきりさせることで二人はずっと歩んでいけるという安心感。これを最後に確かめたかっただけだと思うけど。

 

ーまとめー

青春恋愛モノ、ラブコメ作品なんかそれこそ無限にあるが、つまるところこの手の作品における「恋愛」って何なんだろうか。まあこれに関してはある程度自分の中で結論は出てて、「夢までの道を一緒に歩んでいくたった一人のパートナーを決める」ってことなんじゃないか。ほら、だからわざわざ記事内で一緒に歩んでいくってワードが出てきた瞬間青字にしまくって強調しまくってた訳ですから。この作品の偉大なところはやっぱり、一緒に歩んでいく誰かにしっかりとした理由を通したところだと思う。

 

加藤恵というヒロインはリアルな女子がコンセプトになっていて、原作を読んでも何を考えているのかだったり、その時の感情に自分の中でも結論が出てない描写がいくつもある。三次元の女子以上に分からないし、俺たちオタクが嫌いなはずの三次元の女子のような腹黒さ、めんどくささ、陰湿さまで感じるのになぜオタクはこんなにも加藤恵というヒロインに恋してしまうのか。それはオタクが加藤恵の体温を感じたからではないか。実在するんじゃないかと錯覚してしまったからではないか。ヒロインのジャンル的に全く類を見ない斬新なヒロインだったけど、「実際いそう系ヒロイン」加藤恵こそが史上最強の魅力的な二次元ヒロインなのではないだろうか。

 

マジで長くなった。感想記事と銘打っておきながらどのシーンがどうこうで良かったみたいなことは全然書いておらず、延々と人物の感情を追ったり、作劇的に分析したり、恋愛観まで話始めたりと、おおよそ感想とは言えない(かろうじて考察か)オナニーみたいな記事ができあがってしまった。まあここまで読んでくれた方はよっぽどのガチ勢ってことで。

話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選

去年は受験でできなかったんですが、今年はやります。勝手に。

基本的に過去ツイを編集したものになります。

 

①『ゆるキャン△』7話 「湖畔の夜とキャンプの人々」

お隣のキャンパーさんとの助け合いや食べ物の分け合いだったりと、非日常的な環境でともに一夜を過ごす一期一会の相手だからこそ優しくなれるのかもしれません。なでしこのコミュ力もそうですが、優しく対応してくれるお兄さん(?)との掛け合いにほっこりしたので一票。まあ結果的に酔っ払いの方は一期一会じゃなかったのでフラグにもなってた訳ですね。あと化粧水のセリフ。やってることはおっさんくさいけど、このセリフがあることで彼女らは普通の女子高生なんだってことを再認識しました。なぜかそこに感動した記憶が。いや当たり前なんだけど。

 

②『ハクメイとミコチ』4話「仕事の日2と ミミズクと昔話」

ハクミコは11話を挙げている人が多い印象で僕も迷ったんですが、かぶりすぎるのもアレな気がしたので4話で。4話までのハクミコはまるで絵本の世界のようなまったりとした森ライフが描かれてた(これはこれで悪くない)わけですが、4話では天敵や盗みなどこの世界の厳しい一面も描かれていました。そこまでのシーンとは全く異なりミミズクと遭遇するシーンはしっかり怖いと感じられ、このギャップが作品をより奥深いものに仕上げていたんじゃないかと。脚本が大河内一楼さんだったのも納得の一話でした。最後のオチも良かったですよね。とにかくハクミコの魅力が詰まった話数だったと思います。

 

③『三ツ星カラーズ』11話 「ハイパーかくれんぼ」

一部ではジェネリック苺ましまろと呼ばれ、TLでも観てる人が少なかった印象の作品ですが、個人的には今年で一位二位を争う作品です。愛すべきクソガキたちとそれを見守る大人たちという構図も近年ではなかなか見られないものになってきているんでしょうが、この作品にはある種の懐かしさを感じる何かがありました。11話ではかくれんぼの最中に携帯ゲームする琴葉が友達の話を聞くときはしっかりそのゲームをしまったり、トランシーバーで遊んでいるのに、いきなりスマホからメッセージが来たりなど...。ちょっとした描写に現代社会への皮肉のようなものも感じる、ロリコンアニメのようで深い作品です。

 

④『はるかなレシーブ』12話 「だから私たちは、かけがえのない一人を選ぶ」

毎話水着回だけど(だからこそ?)中身はアツいスポ根ものとして夏アニメの中でも評判の良かった一作からはこの話数。12話はいわば師弟対決で、負けてしまったペアの片方がもう片方に放ったセリフが結構生々しくてビビったけど、その後の清々しい笑顔に(と涙)救われた。友情にひびが入りかねないイベントだけど、いい塩梅に調理されていたかな、と。あとあかりっていう途中参加キャラがいるんですが、この話までは正直蛇足感が拭えなかったんですよね。でも12話で、バレー部という居場所を求めていただけかと思われたあかりが、気付いたらはるかなペアとえくれあペアをつなぎとめる可愛い後輩として、つまり居場所を守るために必要不可欠な存在に変わってたんですね。そこに気付いてあかりというキャラの魅力をやっと認識できました。

 

⑤『若おかみは小学生!』20話 「ホントの気持ちと若おかみ!」

劇場版で一世を風靡した作品のアニメ版からはこの話数。グローリーさんとのショッピングシーンは劇場版でも出てきてたんですが、劇場版では身に着ける衣類を少し大人びたものに変えることで「精神的な成長」を描いていた(と解釈)んですが、アニメ版ではその後のウリケンとの展開的にも「恋愛」や「女の子という自覚」という描かれ方だったと思うんですよね。このように同じイベントを劇場版とアニメ版とで別解釈で料理していた回だったので、印象深かったです。あとおっこの着せ替えシーンが良かった。小学生万歳!!

 

⑥『ぐらんぶる』7話 「ダブルス」

な ぜ 選 ん だ。「登場人物は全員成年です」という予防線を張り、登場人物全員が二浪の大学一年生という世界を作り上げた稀有な作品。ダイビングものと銘打っておきながら全然ダイビングせず基本的に酒飲んで粗相して下ネタで盛り上がる最低(高)なアニメだった。7話では同クールの某バドミントンアニメに対抗したのかいきなりテニスバトルが勃発。追い込まれた伊織がサーブで殺しにいったものが予想外でめちゃくちゃ笑いました。ネタバレになるのでぜひ本編で確認してください。あと、伊織が脱いだジャージを千紗がちゃっかり着ているという申し訳程度のラブコメフラグも忘れない。

 

⑦『ゾンビランドサガ』2話 「I♡HIPHOP SAGA」

今年最後のクールに彗星のごとく現れ、今年のアニメの話題をにかっさらっていったアニメからはこの話数。正直1話の冒頭1分ほどで「やべーアニメが始まっちまったぜ...」とは思っていましたが、作品的にもTLの盛り上がり的にもエンジンがかかってきたのはこの辺りからではないでしょうか。突然始まったラップバトル、声優さんの演技や韻の踏み方など無駄にハイクオリティーなのに、宝当神社とかいう絶対地元の人しか分からない絶妙なネタを仕込んできたり。宮野さんのボイパや笑いのツボを抑えた演技なども光ってましたね。

 

⑧『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』3話 「君だけがいない世界」

『さくら荘』大好き鴨志田先生信者なのでこのアニメも外せない。『さくら荘』最終巻でもあったけど、主人公を思うが故の切なすぎるヒロインの決断。また先輩を思い出した咲太が教室を出て行く際に発した「大の方です!」というセリフ、一見笑えるセリフなんだけど、その後の「"大"事なことを思い出した」「"大"切な人の記憶が甦った」に係ってるんですよね。他のセリフにも感じるけど鴨志田先生は言葉選びのセンスが抜群。最後の告白シーンは観てるこっちまで恥ずかしくなってしまうが、先輩のどんでん返しが素敵でした。やっぱ先輩キャラはこうじゃなきゃ。

 

⑨『ゴールデンカムイ』22話 「新月の夜に」

1クール目では展開の面白さとやべー奴らに惹かれたが、2クール目では尺ができたためそのやべー奴らへの掘り下げがしっかりできていた。2クールアニメが減ってきているこのご時世でここまでできるのはやっぱり贅沢なことだよな、と改めて。22話ラストはそのやべー奴らが大集合してクライマックスへ向けた激アツ展開でした。金、グロ、エロ、グルメなんでもありのサバイバル。魅力的な男キャラが減ってきたと言われてる近年のアニメですが、そういった面でも未見の方にはおすすめしたいですね。

 

⑩『やがて君になる』9話 「位置について/号砲は聞こえない」

おまたせ大トリだぜ。2018年はレズ...じゃなくて『リズと青い鳥』、『あさがおと加瀬さん』、『はるかなレシーブ』、そして『やがて君になる』と数々の百合作品が世に出てきたことから百合元年、百合ルネサンスの黎明期と呼んでも差し支えないのでは?『やが君』の9話は特にヤバかった(語彙力)。一話で二回もレズベロチューを放映したアニメがかつてあっただろうか。まあ真面目に語ると9話の「心臓の音がする」は5話の「心臓が選んでくれたらいいのに」に対応していて、侑が燈子を好きなったら破綻する二人の関係の歯車が狂い始める作劇的にも重要な話数だったんですよね。

 

以上。結局年内間に合いませんでした。あけおめ。